事業拡大の真っ只中、突如訪れる「人事責任者の退職」や「採用活動の停滞」。

急成長中のスタートアップにおいて、採用体制の崩壊は事業成長のストップに直結する深刻なリスクです。人事体制の限界という壁に直面しながらも、外部パートナーとのタッグによりわずか8ヶ月で19名もの即戦力採用を実現した株式会社TOWING様。いかにして採用のボトルネックを特定し、再現性のある体制へと再構築できたのか。
代表取締役 CEO 西田宏平様、人事企画 宮内由加里様、採用担当 山口朋子様にYour Patronum(ユアパト)の手塚ちひろとインタビューをしてきました。

前編が気になる方はコチラをご覧ください。

情報共有の再構築から始まったスタートアップの採用改革

西田様:ユアパト参入前は、組織の急成長に伴い、人事・採用体制が拡充の時期を迎えていました。10→100に移行すべきタイミングでさらなる体制強化が必要な状況でした。当時の人事体制は、人事責任者と山口さんの2名のみ。組織拡大に伴い、情報共有や業務分散の仕組みを整える必要がありました。

山口様:その後、人事責任者の退職が決まり、採用活動は停滞し始めました。採用戦略を立てられる人材が人事責任者しかいなかったためです。2024年は海外展開を本格化し、プラント設計など事業を加速させる重要なタイミング。そのため、どの部署でも即戦力の確保が求められていました。しかし、採用チームの体制が整わず、メンバーの業務負担が増加する課題を抱えていました。

スタートアップの採用体制再構築|数値分析による課題発見と改善

手塚:前任者からの引き継ぎの中で、以下の施策を実施しながら採用体制の整備を進めました。

■採用支援開始時にユアパトが実施したこと
・ジョブディスクリプションの整理と集約
・求人票のブラッシュアップ
・面接の評価軸の整理から面接評価フォームの作成
・正しい数値取得に向けたHERPのステップ変更タイミングの整理
・候補者の滞りの修正と対応の方法(メールの書き方など)
・エージェントと媒体の精査

当初、フォーマットがバラバラだった求人票の集約や選考基準の可視化を推進。また、選考基準も選考官の感覚に頼る部分が大きかったため、明確な基準を言語化しました。

さらに、HERPのステータス変更ルールも見直しました。以前は「進捗中の候補者の次回面接が確定したタイミング」でステータスを変更していました。ただ、この運用は途中離脱した候補者がシステム上に残り続け、歩留まり率が正確に把握できない課題がありました。そこで、「選考が終了し会社の判断が出た時点」でステータスを変更するルールに変更。歩留まり率などの正確な採用数値を把握できる環境を整えました。

山口様:前任者からの引継ぎをユアパトが引き受け、整理した内容をもとに的確な指示をいただけて。おかげで迷うことなく業務を進めることができました。

また、会議のアジェンダや資料作成のクオリティの高さにも驚きました。私たちも以前からHERPのデータを抽出し、ボードメンバーへ報告していました。でも、ユアパトほど詳細なデータを扱えていませんでした。今では、歩留まりの原因が明確になり、改善策を講じやすくなったと思います。

他にも、募集ポジションの職種に強いエージェントを提案していただき、対応方法や伝え方にも的確なアドバイスをいただきました。手塚さんがエージェントでの経験があるからこそ、していただけた提案だったと思います。

実務+αの採用支援!認知度を高めるトータルソリューション

手塚:追加で採用ピッチ資料と採用サイトの制作、コーポレートサイトの制作ディレクションのご依頼もいただきました。採用ピッチ資料については、すでにご活用いただいているかと思いますが、実際の使用感はいかがでしょうか?

山口様:これまで会社案内の資料はありましたが、採用専用の資料はありませんでした。現在は、採用担当だけでなく、マネージャーがカジュアル面談を行う際にも活用しています。

宮内様:入社した直後に、完成したピッチ資料やサイトが用意されていたんです。会社の情報が分かりやすくまとまっていたため、自分自身の会社理解も一気に進みました。当時はまだ知識が少なかったものの、資料を活用しながら説明できたので、助かりましたね。

約8ヶ月で19人の社員が入社!ユアパトの支援が生んだ成果

山口様:この1年で、採用の優先順位の付け方や役員・他部署への提案・働きかけを学ぶことができました。以前は自分から提案する機会が少なかったのですが、少しずつ機会が増えてきたことを実感しています。

また、支援前は全職種のスカウトを私一人で行う必要がありました。今はユアパトが難易度の高い職種を中心に支援してくれています。継続的にスカウトを送ることで、即戦力人材の採用成功につながったと感じています。

結果として、2024年7月から2025年2月までの間に、正社員19人を採用することができました。採用業務を担ってもらうことで、私自身がスピード感を持って候補者対応に集中できました。それが、この成果につながった理由だと思います。

採用の型化とノウハウ定着へーTOWINGの採用強化プラン

西田様:採用の勢いが落ちるタイミングで参画してもらったにも関わらず、採用活動のアウトプットを維持できたのは、大きな成果だったと思います。事業成長に耐えうる体制はかなり整ってきました。

次のステップとして、ユアパトの採用ノウハウを社内に定着させる。採用プロセスの型化を進めることが、この1年のテーマだと考えています。また、今後は海外の現地メンバーの採用も予定しています。国内外問わず自社にフィットする人材を採用できるよう、引き続きサポートをお願いしたいと思っています。

手塚:本日はインタビューのお時間をいただき、誠にありがとうございます。また、取締役COOの木村様が「採用要件の考え方が非常に勉強になっている」とお話されていたとうかがいました。みなさまのお役に立てていることを各方面から知ることができ、大変嬉しく思います。今後も採用戦略の高度化を進めながら、TOWING様の成長をサポートしていきます。

まとめ

未来を見据え、組織と採用についてユアパトとパートナーシップを結ばれたTOWING様。早期にご相談いただいたことで、19人の増員にも耐えうる組織基盤の構築と人事制度設計を適切なタイミングで実現することができました。今後も組織と採用を両輪で支援し、TOWING様の事業成長を支えていきます。

「採用も組織もどちらも課題がある」「今後の成長に自社の組織が耐えられるかが不安」というスタートアップ企業の皆様、ユアパトに相談してみませんか?事前の対策により、これから直面する可能性のある組織の壁を乗り越え、成長を加速させるヒントが見つかるはずです。

※このインタビューの約1年後にお話しをうかがった際の記事はコチラ。

採用の型化も進め、より強く、しなやかになったTOWING様の躍進をご覧ください。